今年を一言で表すと「愛」です。
firebase 「恋」と「愛」と「勇気」と「時間」
テーマについて各自が好きな切り口で情報や持論を持ち寄り語り合う“秘密基地”、firebase。
1月に「恋」と「愛」と「勇気」と「時間」について、それぞれの持論を語る会を開催しました。
事前にルーレットで決めたんですが、ぼくのテーマは「恋」。いちばんやりたくなーと思っていたテーマ(笑)
しかも、プレゼンのタイミングで画面共有の方法をミスって画面が止まったままになっていて、途中でスライドが動いてないよって声を掛けられるまで、気づかずにしゃべり続けてしまうというやらかし。
めっちゃ準備をしているのに、大事なところで何かやらかすの、どうにかしたいですね。
ぼくがプレゼンしたスライド、こちらに貼っておきます。keynoteからパワポにしてGoogleスライドにしていて、レイアウトが変わってますが、気にせず貼ります。
屋号:小深山書房
今年の確定申告のタイミングで屋号を提出しました。屋号は「小深山書房」。
ブログ合宿
小田原でブログ合宿という名の作業会を、一棟貸の古民家を借りて合宿をしました。
夜遅くまで喋ったり、そこでしか食べられない美味しいご飯を食べたり、とてもいい時間でした。何よりも自分の事業の悩みを相談できる仲間がいること、文章を書くということについてああだこうだ言い合える仲間がいることは嬉しいですね。
大学生のときにこういうことを同級生としてこなかったので、そういうことをこのタイミングでてきたのでよかったです。引き続きやっていきたい。
Z会コミュニティ
視座を上げるためのコミュニティZ会。
1月からスタートしたZ会の1期生として参加し、その後4期からチューターとして参加させていただきました。
所属しているコミュニティのメンバーが集ってはじめたコミュニティなんですが、募集がはじまったとき「ここの初期メンバーに呼ばれないのかー」と、悔しい気持ちが強かったですね。メンバーを見ると、年齢的にも10個くらい先輩の人たちで、安心感とか安定感がある人が多い。ここの仲間に入れるようになりたいなって思ったのを覚えています。
運営メンバーはコミュニティが同じでしたが、直接関わる機会があまりないメンバーもいました。1期生と参加することでその人たちと仲良くなり、その後新しく始まることが多かったので、ぼくにとって大事なイベントのひとつです。
Z会では、生きる上で選択していることについて、意識を向けたり考えたりすることに取り組みました。答えのない問いに対して議論できる時間はとても有意義な時間でした。
とても自由に振る舞わせていただけて、自分が中学生や高校生にしていた英語の授業をオンラインで大人の人たちにするということもさせてもらいました。
こみーがどんなふうに仕事をしていたのかわかったと言ってもらえたし、わかりやすかったって人と、途中から何言ってるかわからなかったと言っている人がいて、いい気づきがありましたね。
ぼくが教えているのはたまたま英語という教科ですが、ベースは日本語の解釈やその表現だと思っています。英語の授業もZ会の取り組みも、前提となっているのは思考のなので、その壁打ちに相手になれることは楽しいなって感じました。
そのときに使った資料、こちらに記載しておきますね。その後、これも話したいってメモした問題を2題追加しているので、もし興味がある人は取り組んでみてください。英語ではなく日本語の問題だと感じると思います。
こみーラジオ
突然始めたラジオ。
今年もうすぐ30が見えてきて、漠然とした不安や焦りを感じているこみーが、現在活躍している先輩たちに、20代後半をどうやって生きていたかをインタビューするラジオです。
この取り組みが2024年の中でもかなり大きな出来事でした。公開の前の収録段階で満足してしまったこと、収録の音を二重にしてしまったことなど、今までの自分だったら世に出せずに終わっていたことです。
だけど、それだと今までと変わらない!と、思い切って世に出しました。そしてそのまま6回まで今年は収録をすることができました。人を巻き込んでいたことだったってこともあります。
仲間からの「よくあのクオリティで出せたね」と茶化すようなコメントが、ぼくにとってはとても嬉しいコメントでした。
来年30歳になってしまうけれど、そしたらそしたでまた方向性を変えて、ラジオは続けていきたいなと思っています。インタビューするのは楽しいです。
ゲストとして出演していただいた方々、本当にありがとうございました。
立ち寄りエッセイ
2022年から続けている立ち寄りエッセイ。気づけば、次回作でぼくは10作品になります。
今年書いたのは2作品。いつまで続けられるかわからないけれど、この活動は続けていきたい。
今年、文学フリマというビッグサイトで開催されたイベントに参加したんですけど、とってもおもしろくて。著者本人が参加してたりとか、大学生の取り組みの書籍が販売されていたりとか。とてもテンションがあがりました。
Twitterのフォロワーさんたちが何人か出展していて、「こみーさんもエッセイ出してるんだから今度出展しなよ」って言われて、確かにって思いました。
作品を知ってもらえることもそうですが、何よりもフォロワーさんや応援している人が会いに来てくれるって体験がとっても貴重だなと思うので、ぜひやってみたい。
次回、2025年の文学フリマに出展するぞーって思ったんですが、サイトを見たらもう抽選になっていました。申し込みはしようと思っているので、当選したら5月11日(日)ビッグサイトに会いに来てください!
お金の話
2024年はお金にまつわるイベントが多かった。書いていきます。
1000万円の実物を見た!
1,000万円の現物を見る機会がありました。
銀行で1,000万円を口座から引き出すところから体験したんですが、ミスドのドーナッツが入ってるような紙袋にそのまま1,000万円って入れるんですね。
そして机の上で広げてみたんですが、この紙の塊のためにみんな一生懸命働いているのか…という感想。あまりワクワクはしませんでした。何事も現物を見たり触れたりする体験は大事ですね。
コインパレス
英国ロイヤルミント公式代理店のコインパレスに先日行ってきました。
日本円で貯金をしていても、円の価値が下がってしまうと貯金しているお金の価値も下がってしまう可能性があります。金や銀に換金しておくと、むしろ価値が上がっていくので、換金した方がお得じゃない?という説明には納得しましたね。
金貨や銀貨の購入は、消費じゃなくて投資。
ショールームにある金貨や銀貨には見たこともない数字が書かれていてほんと衝撃です。
それでも途中から、自分が好きなデザインの硬貨はどれかなーとか、それぞれの国王の人生を見ることを純粋に楽しむことができました。
事前にコテンラジオのエリザベス1世の回を聴いて行ったんですが、そのエリザベス1世の金貨が置いてあったのは驚きでしたね。1592~95年に作られたと推定されていました。すごい。
ぼくが気に入ったのはエドワード8世。
エドワード8世は、アメリカの人妻女性と恋に落ち、グレートブリテン王国成立以降のイギリス国王としては、歴代最短の在位期間325日で退位し、「王冠を賭けた恋」として知られているそうです。
王様の地位よりも恋人を選ぶの、やべぇ。シビれる。
コインの価値よりも、こういうストーリーに価値を感じてしまいがちなので、ハマり出したら投資とかではなく、コレクション目的のアンティークコインとかに走ってしまうかもと思いました。
コイン、深いです。
はじめての宝くじ
人生ではじめて宝くじを買いました。
そもそも宝くじの仕組みをまったく理解できていませんでしたね。組み違いとか、バラとか連番とか何?って感じです。
もう今日12/31に抽選結果を見てしまったのですが、もちろん当たるわけもなく。
友達と一緒に買いに行ったのですが、これは消費だぞって言われました(笑)
宝くじといえば、小説『億男』が思い浮かびます。お金のまとめとして、『億男』に書かれている一節を紹介しますね。
カネは、数値でその量がわかる。至極わかりやすい、具体的な数値として。
この現実では、たいてのものはこの《カネ》金銭があれば買うことが出来る。そして、この金銭で買えないものも多く存在している。
その金銭で買えない存在は大抵が形ではなく、人と人との間に生まれる物事だったり、思いだったりする。
そういうものの多くは《幸せ》と表現される。
それを”多分”と表現するのは、その存在が、とても曖昧だからだ。幸せはカネの様に数値化出来ないし、具体でもない。人それぞれが個々に、見える側面によっては幸せにも、その逆にもなったりするくらい抽象的で、人によってはカネで全ての幸せも変えたりするのかもしれないくらい、曖昧だからだ。
こう考えると、お金と幸せは独立したそれぞれで、混ざり合うことのない、水と油のように思える。具体と抽象、確かと不確か。数値と非数。
コテンラジオ
先ほど話題に出てきたコテンラジオ。
ついに最新話まで聴き終わりました。去年の夏から聴き始めてようやくです。
去年は「第一次世界大戦」の回がとても印象に残っていましたが、今年いちばん印象に残っているのは「やなせたかし」の回です。
アンパンマンがヒットしたのはやなせさんが70歳を超えてから、というのは有名な話ですが、それまでの人生でやなせさんがどんなことをしていたのか、アンパンマンを描き始めた50歳からヒットする70歳までにどんなことがあったのかを知ることができた回でした。
他にも、ゲッペルスやジャンヌ・ダルク、ゴッホや社会福祉の歴史など、コテンラジオのおかげで勉強になる話をたくさん聴くことができたました。
2周目に入るか、ゆる言語学ラジオのような他のラジオに移るか、いまだに検討中です。
ごはん
今年はおいしいごはんをたくさん食べました。
ファストフードやポテチのようなお菓子はあまり食べないですが、料理にこだわっているかといえばそんなこともなく。蕎麦と納豆と野菜炒めで回していたぼくですが、今年は普段行かないようなお店に行く機会が多かったです。日本酒も今年はたくさん飲みました。
付き合う人が変わった、というのが大きいです。おいしいごはんは人を繋ぐなぁと感じる1年でした。
人とご飯を食べるとき、チェーン店よりも美味しい個人店を探すようになりました。行ったお店を記録したりはしてないので、2025年はおいしかったお店を記録したり、おいしい日本酒を覚えようと思います。
本
写真は誕生日にコミュニティの仲間からプレゼントしていただいた本たち。ほんとうに嬉しいです。
今年は例年に比べると少ないですが、素敵な作品をたくさん読むことができました。その中でも印象に残っている3冊を紹介します。
黄色い家 川上未映子
2024年の本屋大賞ノミネート作品のひとつ。
川上未映子さんの作品は『乳と卵』を大学生のころに読んだことがあったのですが、難しかった記憶しかありません。
『黄色い家』 はそんな印象はまったくなく、誰も触れてこなかった語られない社会の裏側の生活を知った感覚です。
みんな、どうやって生きているのでだろう。(中略)つまり今日を生きて明日もそのつづきを生きることのできる人たちは、どうやって生活しているのだろう。そういう人たちがまともな仕事についてまともな金を稼いでいることは知っている。でもわたしがわからなかったのは、その人たちがいったいどうやって、そのまとも世界でまともに生きていく資格のようなものを手に入れたのかということだった。どうやったらそっちの世界の人間になれたのかということだった。
誰にだってみんな金が必要で、だからこそ汗水たらして働いているのだと。でもわたしは半笑いで言ってやりたかった。わたしも汗水をたらしていますよと。誰の汗水がいい汗水で、誰の汗水が悪い汗水なのかを決めることのできるあなたは、いったいどこでその汗水書いているんですか?たぶんとても素敵な場所なんだろうね。よかったら今度行きかたを教えてくださいよ、と。
主人公の言葉たち。聞いていたら分からないかもしれないですが、書かれている文字がひらがなが多いんですよ。それがとってもリアルで、読んでいてしんどくなるシーンでした。
金閣寺 三島由紀夫
純文学の代表作家の1人、三島由紀夫。
『純白の夜』は以前に読んだことがあるのですが、それ以外の作品はまだ読んだことがなく。そこで、今回は有名な作品のひとつ『金閣寺』に挑戦。
とっても難しくて、読むのに数ヶ月かかりました。何度も後ろのページにいって注釈を読んでいましたが、そもそも注釈を読んでもへーって感じの説明で言葉が難しい。待ち時間や移動時間に本を読もうともなかなかならなくなりましたね。
ですが、さすがは三島由紀夫。ひとつの話が非常に長いのですが、綴られている言葉がとても美しい。物事を見る感性がとても豊かなんだなと思いました。長いのでひとつだけ紹介します。
美というのは、そうだ、何と云ったらいいか、虫歯のようなものなんだ。それは舌にさわり、引っかかり、痛み、自分の存在を主張する。とうとう痛みに耐えられなくなって、歯医者に抜いてもらう。血まみれの小さな茶いろの汚れた歯を自分の掌にのせてみて、人はこういう言わないだろうか。「これか?こんなものだったのか?俺に痛みを与え、俺にたえずその存在を思いわずらわせ、そうして俺の内部に頑固に根を張っていたものは、今では死んだ物質にすぎぬ。しかしあれとこれとは本当に同じものだろうか?もしこれがもともと俺の外部存在であったのなら、どうして、いかなる因縁によって、俺の内部に結びつき、俺の痛みの根源になりえたのか?こいつの存在の根拠は何か?その根拠は俺の内部にあったのか?それともそれ自体にあったのか?それにしても、俺から抜き取られて俺の掌の上にあるこいつは、これは絶対に別物だ。断じてあれじゃない。
他者の靴を履く ブレイディみかこ
ぼくがこの本の存在を知ったのは、『出会い系サイトで70人と実際に会ってその人に合いそうな本をすすめまくった1年間のこと』で有名な花田菜々子さんの著書『モヤ対談』でした。
『ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー』という作品は、イギリスの貧困や格差などの社会問題について触れらていて、一時期話題になった作品です。多様性やいい話として、また、エンパシーについていい面だけを捉えられてしまったのではないかと花田さんは対談で語っていました。
「エンパシーって実はやばいんだぞ」と日本語で議論してくれる人が現れると思っていたけど、なかなか現れないのでブレイディさんがエンパシーについて自分で書こうと思ったそうです。
これだけ、読みたいと思いましたね。
『ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー』と比べると、出てくる言葉が難しかったり、文献などを引用していたりと、論文を読んでいるような感じがしました。いくつか印象に残っている文章を紹介します。
つまり、加害者にリベンジしているつもりの人たちは、被害者やその家族に自分自身の想像や怒りを投射し過ぎていると言える。他者の靴を履いているつもりが、自分の靴で他者の領域をずかずか歩いているのだ。
「エンパシーだいじ」論者は、認知的バイアスを外して、考え方を広げと言う。片や「エンパシーはダメ」論者は、対象のスポットライトを絞らずに外して、視野を広げろと言っている。
「外して、広げる」こと。
これからのエンパシーについて考えていく上での、一つのキーワードになりそうだ。
つまり、自分を誰かや誰かの状況に投射して理解するのではなく、他者を他者としてそのまま知ろうとすること。自分とは違うもの、自分は受け入れられない性質のものでも、他者として存在を認め、その人のことを想像してみること。他社の臭くて汚い靴でも、感情的にならず、理性的に履いてみること。
カラオケ
2024年もたくさんカラオケに行きました。
コミュニティでのカラオケ大会もめっちゃ楽しかったし、歌が上手い人の歌を聴けるのは楽しいですね。この前一緒にカラオケに行った友達に、ほんとに歌うの好きなんだねって歌ってるところをガン見されました(笑) 好きです、歌うの。
友達が歌ってみた動画を投稿していて、コラボしようって声をかけてくれているので、2025年は歌ってみた動画あげられたらいいなって思っています。まだ何も考えてないですが。
画像であるように、DAMのAi採点95点の壁があるんですよね。今年95点を超えたのは2回だけ。もっと95点を超えるようになりたいです。
仕事の変化
最後に仕事のお話です。
現在とある社長さんのビジネスパートナーとしてお仕事をしています。打ち合わせに一緒に参加してその議事録を作成したり、クライアントさんの事業の運営のサポートに入ったり。2024年の下半期はこの社長さんとずーっと一緒に行動していました。こんなに1人の人と話したのは生まれてはじめてです。
ほんとにいろんな体験をさせてもらったし、2024年に限定することではなく、自分の人生の中でもとっても大きなできごとです。仕事のスキルはもちろんですが、今までの人との付き合い方の根底を覆されるような気づきがたくさんありました。
いろんな人に、社交性があるよねとか、年齢の割に落ち着いてるよね、とか言われることが多いぼくですが、そのときに必要な程よい距離感を保つことができているんじゃないかなという認識があります。その社長さんと密に関わるなかで、その距離感をぶち破ってこられたので、困惑してしまうこともありました。
自分が見ないふりをしてきた自分と向き合う必要が出てきたり、自分の想像力のなさに絶望したり。1人の人に向き合ったなという2024年です。
年末に取り組むことのひとつに、その社長さんの自己紹介を考えるということがありました。今年話した内容や取り組んだことは記録してあったので、それを全て見返しましたね。
今年の一年の集大成って感じがして、とってもテンションが上がりました。ぜひ読んでみてください。
まとめ
いよいよ来年30歳。
20代なら許されるけれど、30歳だといい歳して…と言われることってありますよね。そして、結婚、転職、育児、30歳になるこの年代にたくさんのライフイベントがあり、ライフステージが変わる人が多いです。
そんなときにみんなは何を考えているんだろう。漠然とした不安はなかったんだろうか。そんな疑問からラジオをはじめました。
後悔は全くしてないけれど、新卒カードを切らなかったという認識はずっとあります。世間一般の多くの人が通ってる道を自分は通ってこなかったという認識。そのまま会社という組織に属さず、1人暮らしも1年を超えました。
6月の終わりに2024年上半期の振り返りをしたのですが、2024年後半への野望を書く場所があり、「引き続きわがままを貫く」と書きました。わがままを貫くは一生言ってそうです。
来年は何をしてるんだろう。自分の人生がとっても楽しみです。
来年も引き続きよろしくお願いします。
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