都市計画を勉強していて耳にすようになったリノベーションスクール。
千葉市は11月にリノベーションスクールが開催されることになっています。
今回はリノベーション@千葉第一回事前講習に参加したときのお話しします。
なぜ今リノベーションが必要なのか
全国で開催されているリノベーションスクール。
指定されたエリアの遊休不動産の活用法を考え、2泊3日で事業化まで実現させる超実践的な合宿です。
参加者はほとんど寝れないんだとか…
今回の千葉の講演会では「消費者のまちから当事者のまちへ」というサブタイトルが掲げられてます。
リフォームとはRe+form。リノベーションとはRe+innovetionです。
リフォームはもう一度作り直そうという考え方。
これは実は消費の考え方。
永遠に作り直さないといけないですよね。
一方、リノベーションはもう一度革新、刷新を起こそうという考え方です。
価値を維持していく考え方で、当事者としてまちとどう関わっていくか一緒に考えていこうというのがこのリノベーションスクールの趣旨になります。
今までの常識は通用しない
景気がよかった時代、不動産というものはちゃんと自分のモノだと証明して守らなければいけないモノでした。
しかし景気が悪くなった今、その土地を奪おうと思う人はあまりいなくなり、気がつけばにまちは人がいなくなってきています。
ぼくの地元の商店街もこのような光景になっています。
見ただけでわかる、このまちやばい。
リノベーションスクールの合言葉にもなっている
敷地に価値なし、エリアに価値あり
という言葉はこの状況を端的に表しています。
人はその建物や敷地に興味があるのではなく、エリアに対して興味を抱きます。
旅行を考えたときも、このエリア(地域)に行けばあれやこれが体験できる…というように旅行先を考えるのではないでしょうか。
所得水準も数年前と比べるとだいぶ変わり、今までの常識が常識じゃなくなってきています。
選ばれるまちになるためには
人々は便利さを追求した結果
あなたでなくても
ここでなくても
今じゃなくても
このようなサービスが増えました。
北海道でも沖縄でもコンビニで美味しいおにぎりがいつでも食べられるような時代。
とても便利ですが、それと同時にそのサービスは選ばれなくなってしまう構造になってしまいました。
駅の近くにはたくさんの駐車場と大型のショッピングモール、少し先に行けば住宅と農地が広がっているという地方都市の構造は、どこに行っても見られるのではないでしょうか。
リノベーションスクールの考え方はこの逆。
あなたでなければ
ここでなければ
今でなければ
このことを常に考えて事業化していきます。
この考えにとても共感しました。
ぼくが一緒に活動している仲間はこのリノベーションスクールの考え方を共有しています。
それ本当にここでやらなきゃいけないの?
今じゃなきゃいけないの?
こんな会話が打ち合わせで飛び交います。
まちを変えるということはすぐに成果がでなく、扱うお金も大きいためとても大変な事業に。
このリノベーションスクールの考え方で、ぼくが活動している市原市も少しずつ動き出しているので、これからが楽しみです。
ぼくが今挑戦していること
まちづくりの仕事として活動するのに、ぼくにはまだまだ力が足りません。
もうすぐ始まる空き家の活用のプロジェクトに関わっていますが、大きな事業をゼロから生み出したことのないぼくは、力になれているのか不安です。
今のぼくの魅力は多分安く雇えて動けること。
そこで、これから力を得るために四万十町で行われる自分と向き合う合宿プログラムに参加しようと思っています。
しかし、四万十町までの交通費、合宿プログラムの参加費、向こうでの滞在費など、いろんなお金が発生してしまうのが現実。
そこで現在、polcaで支援を募っています。
支援していただい方には、ぼくが四万十町で学んだことを発表する場を設けるのでその参加券をプレゼント、または参加が難しい場合このブログで記事にして送ります。
ご支援よろしくお願いします。
最後まで読んでいただきありがとうございました!
次回は先日開業届を出した時のお話をしようと思います。
ではまた!
コメント