銀行員の友達に「国民年金基金とかiDeCoとかよくわからないんだよね」と相談したら、わざわざ同じ会社の詳しい人と話をする機会を作ってもらいました。
今回は銀行員の人にどんな仕組みなのか、わかりやすく説明していただいたので、簡単にまとめたものをお話しします。
ちなみにぼくはあんじゅ先生(wakanjyu321)のフリーランス税本を読んで国民年金基金やiDeCoの存在を知りました。
この本が一番わかりやすいのでおすすめです。
お金のこと何もわからないままフリーランスになっちゃいましたが税金で損しない方法を /サンクチュアリ出版/大河内薫
国民年金基金とiDeCoの共通点
2つの共通点は両方とも退職後の年金に加えて収入を得るために積立を行うものになります。
また個人事業主にとって嬉しいのは、上限がありますがこの積立の一定の額は所得控除の対象になります。
将来のお金を積立しながら節税もできる。
基本的なサービスは国民年金+αになるものと考えてくれればおっけいです!
国民年金基金とは
国民年金き・き・ん♪ってCMで耳にしません?(笑)
あれです。
国民年金を個人で払ってると自宅に国民年金基金に入りませんかという手紙が届きます。
簡単に説明します。
加入の条件
国民年金基金に加入する条件を簡単にまとめると以下になります。
・20~60歳の方対象
・国民年金を欠かさず納めていること
・個人事業やフリーランスなど厚生年金に加入していない人
国民年金を未納の方は加入できません。
銀行の方に聞くと未納の方って意外といるらしく、この条件をクリアしてない人がいるらしいです。
会社員の人はほとんど厚生年金に入っているので加入できません。
日本人の多くは会社員なので、そう考えると少ないかもしれないですね。
掛け金と支給額が一定
国民年金基金は毎月の振り込み額が加入した時から60歳まで一定です。
その変わり、支給額も一定になります。
もし経済的に物価などが変動しても関係なく積み立てていた分だけもらえるという仕組みです。
積み立てたときのお金ともらうときのお金の価値が同じ。
こう言われちゃうと考えちゃいますよね(笑)
脱退ができない
国民年金基金は脱退ができません。
もし加入してから会社員になったときはどうなるの?と思いますよね。
ここで注意しなければならないことは、会社員になり厚生年金に加入した段階で積立ができなくなりますが、支給されるのは60歳を超えてからになります。
さらに会社員になり数年後また個人事業主に戻ると積立が再会という形になります。
これは銀行員の人に聞いてよかったなと思いました。
iDeCoとは
iDeCoは(Individual Defined Contribution Plan)の略で個人の確定拠出年金という意味です。
iDeCoは国民年金基金に比べて運用も入ってくるのでその部分についてお話しします。
加入条件
・20~60歳の方対象
・国民年金を欠かさず納めていること
ほぼこれだけです。
国民年金基金はありませんでしたが、iDeCoは会社員でも加入できます。
また企業としても加入できるのでかなり幅広い人が加入できる仕組みです。
掛け金
iDeCoの掛け金は自分で選択できます。
掛け金の範囲はそれぞれの立場によって変わり
個人事業主なら
月5,000~68,000円
会社員で企業年金がない人と専業主婦は
月5,000円~23,000円
会社員で企業年金がある人は
月5,000円~12,000円または20,000円
となっています。
また、個人事業主で国民年金基金に加入している人もiDeCoに加入することもできますが、その場合国民年金基金の掛け金とiDeCoの掛け金を合わせての上限金額が68,000円になります。
国民年金基金より少し複雑ですね。
運用
これが国民年金基金との大きな違いです。
iDeCoは掛け金を運用(商品の購入)して年金の支給額を増やすことができます。
ただ気をつけて欲しいことが、逆に減ってしまう可能性もあるということです。
ぼくも不安になって「一定のラインがあってそれよりは下回らないとかないんですか?」と聞きましたが、そういうラインはないそうです。
商品が高い時に少なく買い、安い時は多く買うなど、複数の商品に分けることでリスクを減らしていると言われました。
iDeCoには手数料がかかり、新規加入に2,829円、運用の口座管理に年間4,428円かかるそうです。
国民年金基金とiDeCoを比べてみて
入るなら国民年金基金だと思いました。
理由は単純でiDeCoは勉強すべきことがまだあるなと感じたことです。
何も勉強してないとなんか損しそうだからやめておこうってなりがちな話ですよね。
そうじゃなくてどんなリスクとリターンがあるのか勉強してそれで判断したいなと思いました。
ぼくの性格的にハマると資産運用ばっかりになりそうで少し怖いです(笑)
銀行員の話
余談です。
20代でこの年金制度について話す人は少なくとても珍しがられました。
ぼくがフリーランスという立場になったからかもしれませんが、ぼくはとても興味がありました。
節税できると聞いたので(笑)
真面目な話をすると、老後のこととか言われてもこれからの日本社会がどうなるのか全く想像できないので、どうしていいかなんてわかりません。
誰もわからない。
わからないから積み立てておくという考え方もわかりますが、わからないものにお金を掛けるよりも今を生きたいという思いがあるので、あんまり多くは積立したくないというのが本音です。
今回話をする時間を作っていただいた銀行の資産運用アドバイザーの人と繋がれたので、今後も勉強して行こうと思います。
税金関係に困ったらまずはフリーランス税本を読んでみてください!
お金のこと何もわからないままフリーランスになっちゃいましたが税金で損しない方法を /サンクチュアリ出版/大河内薫
最後まで読んでいただきありがとうございました。
ではまた!
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