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早く絶版になって欲しい#駄言辞典 時代における価値観

書評

 

 

駄言を生むのは不勉強

 

 

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駄言辞典 あらすじ

心を打つ「名言」があるように、心をくじく「駄言」(だげん)もあります。
駄言には無意識の思いこみ、特に、性別のステレオタイプによるものが多くみられます。
これは、そんな滅びるべき駄言を集めた辞典です。

駄言を言う人が思いとどまり、
駄言を言われた人が「それ駄言ですよ」と言える世の中にするために。
すべての人が自分らしく生きられる世の中にするために。
「絶版」を目指して、つくりました。

駄言(だげん)とは

【駄言・だげん】とは
「女はビジネスに向かない」などの思い込みによる発言。
特に性別に基づくものが多い。
相手の能力や個性を考えないステレオタイプな発言だが、言った当人には悪気がないことも多い。

この本で駄言という言葉を知りました。

性別の境界が曖昧になり、個性や多様性といった価値観がここ数年で一気に広まってきているように感じます。

昔ながらの考え方やコミュニケーションと考えられていたことが、人を傷つけるようになり、それがSNSで拡散されるようになりました。

もちろん、個人の偏った価値観もあると思いますが、多くの人がこのような駄言によって傷つけ傷ついてしまっているのではないでしょうか。

この作品に載っていて、ぼくが深く考えさせられた駄言をいくつか紹介します。

考えさせられた駄言

女の子いたら先方も喜ぶから

女性がいた方が場が華やかになるという考え方ですよね。

ぶっちゃけ男性は女性がいた方が嬉しいのは事実だし…と思ってしまいました。

ただ、女性がいた方がいいからという理由でを選ばれた女性の気持ちになると、確かにモヤモヤします。

自分の能力ではなく、性別で評価される時代もどうなんでしょう。

恋人はいるの?

すごくプライベートな質問を初対面や仕事の場で話す内容ではなさそうですよね。

就職の面接で面接官に聞かれた女性もいるそうです。

「ダウンタウンなう」で坂上忍さんが出演していたフワちゃんに対して「フワちゃんは恋してるの」と質問。

フワちゃんは「あんた、この関係性で教えてあげるわけないじゃん。青山テルマくらい仲良くなってから聞いて」と返答し、ちょっとした話題になりました。

どこまでその人のプライベートに入っていっていいのか、慎重になる必要もあるなと感じます。

お子さん、小さいのに預けたらかわいそう

子育てに関する駄言も非常に多く載っていました。

子育てをしている時代が違うと、自分はこうやってきたという成功体験と、今の子育ての環境にギャップがありますよね。

また自宅で仕事をする人も増えてきており、子どもが家にいると仕事ができないという家庭もあるでしょう。

よそ様の家庭に口出しする暇があるなら自分のこともっと考えればと思ってしまいます。

すみません、口が悪くなってしまいました(笑)

この作品が話題で母親と口論

この作品について母と話したのですが、途中から口論に(笑)

「年配の方からのこういう言葉は若い人は嫌だよね」と言ったら

「じゃあ、そのかわし方を考えればいいんじゃない?」と。

確かにそれが一番早いのかもしれないけど、それって何もよくなってないですよね。

銃で打ってくるからそのかわし方を鍛えろって言ってるのと同じ。銃を打たなきゃいいのに。

これはいろんな人と話し合いたいテーマです。

駄言辞典 感想

 

 

会社が人をどのように扱っているかが伝わりますね。
入社してからではなく、面接の段階でわかって良かったのではないでしょうか。

 

 

確かに、あの人はこういうことを言う人だからと離れてしまいますよね。
あえて嫌われるかもしれないのに訂正してくれる人はなかなかいない。
もしそういう人が身近にいたら大切にしたいですね。

 

 

 

共働き共家事!勉強になります。

 

まとめ

この作品の最後には6人の著名人が駄言辞典についてお話しています。

そのなかの【「人・本・旅」を大事に生活する】という考え方がすごく素敵だと感じました。

人に会い、本を読み、現場に足を向け、脳に刺激を与えてアイディアを生み出す。

そんな生産性の高い国になれば、駄言辞典は消えるのではないかとおっしゃっていました。

ぼくも「人・本・旅」を意識して生活しようと思います!

ご感想や質問はこみーのTwitterのDMか質問箱にいただけると幸いです。

最後まで読んでいただきありがとうございました!

ではまた!

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