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不安は9割捨てました

書評

 

 

周囲なんて困惑させとけばいいじゃないですか

 

 

 

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不安は9割捨てました あらすじ

25歳で始めた隠居も気づけば10年目。
お金、地位、友人がなくても、気づけば毎日ハッピー。
それは隠居を始めたときから少しずつ「いらない不安」を捨ててきたからでした。
最近心がずっとざわざわしている、ぼんやりとした不安が常にある、
そんな人に読んでほしい1冊です。

バーベキューで出会った人に勧められた本

つい先日、仕事の関係でバーベキューに行き、面白いおじさんと出会いました。

いろんな話をしているなかで本の話に。

大原扁理さんの『年収90万円でハッピーライフ』を今読んでますと伝えたら「あの本いいですよね!」とお互い熱くなってしまいました。

数日後、ぼくがお仕事をしている地域に遊びにきてくれて、「こみーさんが好きそうな本持ってきたのでぜひ!」とこの本を貸してくれたのです。(小説のような話ですけど実話です)

自分自身にひたすら向き合うことを伝えてくれた

この作品の印象はベクトルを自分に向けることだなと感じました。

作中で心に刺さった表現をいくつかご紹介します。

贅沢がしたいわけでもない、フツーに生活したいだけなのに、こんなに毎日働いても苦しいなんて……。「これが当たり前なのかなぁ」と思いながらも、心のどこかでは、「こんなのはなにかがおかしい、絶対におかしいはずだ」という違和感を、親の仇のようにずっと持ち続けていたんです。

そんなの無理だよ、しょうがないよ、と割り切るしかないような、多くの人が抱くであろう違和感を、スッキリとさせた大原さん、すごい。
人と違うことをすると、あの人何やってるんだろうって周りから思われることあるので、幸せに生きている大原さんを本当に尊敬します。

 

周囲なんで困惑させておけばいいじゃないですか。人から見たら矛盾しているかもしれないけど、「あれがこうなって、こういう流れで現在に至るのだな」という一本線が、自分のなかでしっかりとつながっていることのほうが、うんと大切なんですから。

 

周囲を困らせておくって日本だと少数派の考え方ですよね。「人に迷惑をかけないように生きろ」というのが日本の文化。ぼくはインドの「あなたは人に迷惑をかけるのだから、人のことも許してあげなさい」って文化が好きです。

 

もし、富や権力を支配しないと幸せになれない、とか、子どもが有名大学に行かないと意味がない、とかいうルールを設定してる人がいたら、その人は自分のルールの幸せを実現するために必ず他人を利用します。なぜならその設定自体が、他人を利用しないと完結できないようになっているから。
(中略)
だからせめて、自分は何がほんとうに幸せで、何がほんとうに意味のあることなのか、それくらいは自分で判断してこ。

 

スッと頭の中に入ってくる納得のいく文章。学生のときに読んでおきたかったなと思いました。

 

不安は9割捨てました 感想

負け犬の慰めではないって言葉がいいですよね。一般的には不幸だったり不便だったりすることを、え?幸せじゃんって言われたら何も言い返せない。それこそ言葉が出てこないですよね。

 

みんなが自分を生きるって大事。自分だけじゃだめ。みんな。

 

この本を探している人、女性エッセイのコーナーにあるらしいですよ!
ぼくはコンビニでも見かけたことあります!

まとめ

大原扁理さんの文章は、心に直接投げかけてくれる感じがしてすごく伝わってくるので好きなんですよね。

表紙はフナカワさんが手掛けたのですが、カバーをめくるとかわいいイラストも出てくるので、もし手元にある人は確かめてみてください。

大原偏理、他にもいろんな本を出しているので、機会があったら他の作品も読んでみようと思います。

ご感想や質問はこみーのTwitterのDMか質問箱にいただけると幸いです。

最後まで読んでいただきありがとうございました!

ではまた!

書評エッセイ
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