ただ単に美味しいコーヒーを安く提供することはできる。
しかし、それではただの美味しいコーヒーであり、スターバックスが提供する意味がない。
スターバックスの感動サービスの秘密 あらすじ
お客を幸せにする商売、お客を感動させる仕事、これさえできれば商売の成功は約束されたも同然である。
この最大の難問をいともたやすくブレークスルーして、開業たちまちのうちに日本全国でファンをがっちり掴んでしまったのが、緑のマークのカフェ・スターバックスコーヒージャパンだ。
イタリア移民が多く住み、IT企業で発展した町で生まれたシアトル発のスタバはなぜ日本で成功したのか、その秘密をスタバのホスピタリティあふれる接客、コーヒーへの考え方等を糸口に読み解いていく。
スタバにはマニュアルがない!?
スターバックスの仕事にはマニュアルがないことがよく知られています。
その代わりに新人研修にかなり力を入れているのだとか。
それはアルバイトでもパートでも契約社員でも一緒です。
そのため、マニュアルがなくても、行動理念が体に染み付いているので、お客様にとって心地の良い接客が可能なのです。
スターバックスのこだわりがまとめられていました。
「いらっしゃいませ」を言わないのも有名ですよね!
日本進出が否定的だった3つの理由
スターバックスが日本に進出する際に、コンサルタント会社から3つの否定的な警告を告げられたそうです。
それは
・日本の消費者は街中でコーヒーを飲まない傾向があった
・当時今ほど禁煙の文化がなかったため、禁煙のスターバックスは敬遠される可能性が高かった
・日本の不動産価格は高く、店舗スペースは必然的に小さくならざるを得なかった
なるほど、確かにそうだなと思いました。
ちなみにどうやってその壁を乗り越えたかというと
・ターゲットを女性客に絞った
・コンセプトである「我が家よりもゆったりとした空間」を貫き、警告を無視して広々とした店舗を出店した
言葉だけ聞くと、安く感じてしまいますが、この決断をすることはかなり勇気のいる決断だったのではないでしょうか。
スターバックスはブランドをつくろうとしたことはない!?
スターバックスはブランドをつくろうとしたことはない。
ただ美味しいコーヒーに対する理解を得ようと熱意を持って取り組んでいただけだった。
あれだけの集客力を誇るスタバがブランドをつくろうとしていなかったとは!
スターバックスはかつて、セールをした際に翌日分の商品をストックできなかったため、セール後の売り上げを逃した経験がありました。
商品の在庫供給システムの整備や見直しで次回フォローできるのではと考えられますが、スターバックスが注目したのはそこではありません。
お客様に提供する完璧な一杯のコーヒーを作り上げ、お客様に心から満足してもらうことに気を配れなかったことだったのです。
一杯のコーヒに全力を注ぐことで、気がついたらブランドになってたんですね。
「事業をつくらずしてブランドをつくることはできない。この二つは同時に起こる。
事業を築いていくうちにブランドが生まれてくるのだ。」
スターバックスのトリビア
この本の最後には21つのスターバックスのトリビアが載っています。
スターバックスの名前の由来や、ロゴマークの女性は誰?など、知っていたらちょっと自慢できる小話が。
スターバックスが大好きなら人ならもう知っていることもあるかもしれませんが、意外と知られていないことも書かれていたので、興味のある方は読んでみてください!
まとめ
今や誰もが知っているスターバックス。
若い人もお年寄りも気軽にコーヒーを飲みながら集える、居心地のいい空間となっています。
そんなスターバックスがどういうコンセプトでできたのかがわかる一冊なので、もし興味のある方はお読みください!
1~2時間とちょっとした移動時間にも読めると思いますので、通勤や通学時にぜひ!
今回、友人に要約して欲しい本ある?と聞いてこちらの本を依頼されました。
この後個別でどんな本だったのかを伝えるつもりです。
こんな感じで、個別で要約する代わりに本を読むお手伝いができたら、面白そうだなと思っています。
もし今回の要約が面白いと感じでいただけたら、こみーのTwitterのDMか質問箱にいただけると幸いです。
最後まで読んでいただきありがとうございました!
ではまた!
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