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ユーチューバーが消滅する未来 岡田斗司夫

書評

 

 

今日を生き抜くことができたらそれだけで幸福だし、目の前にいる人が自分を認めてくれるならもう最高じゃないですか。

 

 

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ユーチューバーが消滅する未来 あらすじ

「20年、30年というスパンで考えたら人間にはどんな仕事も残らない」「アニメやゲームなどすべてのバーチャルキャラクターは、人工知能によって自律的に行動するようになる」。若者が憧れる職業「ユーチューバー」でさえ、AIが取って代わる時代がすぐ目の前に来ている。十分な収入を得て生計を立てられるのは、一握りの才能だけ。「未来格差」を前に、特殊な技能のない私たちはどうすれば生き残れるのか。拡張現実、人工知能の進化、完全グローバル競争で激変する社会と人間の姿を透視する。

ユーチューバーが消滅する未来 10年後の未来を予想

岡田斗司夫さんのことを知ったのは、アニメ『HUNTER×HUNTER』の解説をしているYouTube。

他にも、ガンダムやジブリなどの解説もしていて、アニメが好きな自分にとってはとても興味深い内容でした。

サイコパスおじさんという名前はインパクトがありますよね。

『ユーチューバーが消滅する未来』のような、真面目な話や雑学のお話もしていて、ラジオ感覚で家事や単純作業をしながら聴くのはいいかもなと思いました。

『ユーチューバーが消滅する未来』ではAIが発達する現代社会がこれからどうなっていくのか予想しながら、どう生きていくべきなのか考える作品になっています。

2018年に発行され、2028年の未来を予想すると書かれていましたが、ぼくが読んだ2023年にはほとんど岡田さんの予想通りになっているという驚きの事実。

半分答え合わせのような感じでしたが、とてもおもしろい作品でした。

岡田斗司夫
岡田斗司夫ゼミは毎週日曜19時生放送 (無料+限定+放課後)の3部構成になっています。 動画の後半が見たい方は、メンバーシップ【限定】または【プレミアム】プランに参加してください。 ■【限定】では、過去1年分のゼミ(無料+限定)がご覧いただ...

ユーチューバーが消滅する未来 こんな人におすすめ

これからどうやって生きていこうか悩んだり考えたりしている人はおすすめの作品です。

2018年の作品なので、情報としては古いものになってしまいますが、根本的な考え方はとても参考になると思います。

今読むと、当時の予想と、それに対する結果を比較できるので、また違った読み方ができるかもしれません。

YouTubeで収入を得ている人は読んでみると面白いと思います。

共感することが多く書かれているはずです。

高校生や大学生は、実際に生きている世界のことを言葉で描かれている感覚になるのではないでしょうか。

ユーチューバーが消滅する未来 心に残った言葉たち

未来を予測するための3大法則
①「第一印象至上主義」
②「考えるより探す」
③「中間はいらない」

 

これ深堀するととても勉強になりますよね。特に③の中間はいらないというのが厳しい世界になるなと思います。

 

そんな時代には自分の影響力を高めて「国」を作るか、国を作ったヤツに従うかのどちらかです。もっとも、誰に従うかは自由に選べるんですけど。「スキルを高めて自己実現しよう」と主張するヤツもいれば、「働かずに気楽に生きていのが一番」と主張するヤツもいる。選ぶのはあなたですし、あなたが国を作ってもいい。

 

今のところ「働かずに気楽に生きていのが一番」に共感しております。

 

鬱屈を抱えて生きるより、自分の現実をそれぞれデコって生きる。「みんなが同じ現実に向き合う」のではなく、「それぞれが別々の現実を生きる」。これこそ人類の悲願なのではないでしょうか?

 

「それぞれが別々の現実を生きる」というのはわかるけれど、リアルに生きている現実は絶対に切り離せなくて。そこでの生き方を最低限身につけておかないと、どうやって生きていくのだろうと思ってしまう。メタバースとか仮想現実とかあるけれど、そこだけ生きていくのは動物として、人間としての精神状態としてどうなのだろう。

 

貧乏ではあるけれど貧困ではない。

 

この感覚すごくわかりました。お金がないなかで、どれだけ豊かな生活ができるか。自分が欲しいものはなんなのかを考えて、少ないお金をそこに投資して幸せな生活を送れるかゲームな気がします。

 

抽象的な「なりたい自分」を実現するのが幸福なんていうのは、もう過去の話。イケてる会社に入って、人のうらやむキラキラした仕事をして…それを幸福だと思い込んでいるとずっと不幸なままです。今日を生き抜くことができたらそれだけで幸福だし、目の前にいる人が自分を認めてくれるならもう最高じゃないですか。

 

「今日を生き抜くことができたらそれだけで幸福だし、目の前にいる人が自分を認めてくれるならもう最高じゃないですか」これに尽きると思います。

ユーチューバーが消滅する未来 感想

AIがとって変わる世界でどう生きていくかを考える本です。

 

 

ブログだけで食っていけている人は圧倒的に少なくなってきているとは思いますが(ブログで食っていた人が動画や音声コンテンツに移ったというのはあるかもしれないですが)、なんだかんだ消滅はしていないですよね。ぼく個人としては自分のために書いている感覚です。それが誰か人のためになったらいいなと思っています。

 

だからこそ、思考する能力が貴重になってくる気がします。デジタルが発達するからこそ、アナログの価値が上がる気がする。

ユーチューバーが消滅する未来 まとめ

タイトルにインパクトがありますが、これからどう生きていくのか、その本質が書かれているなと感じました。

いろんなところで言われていますが、一昔前のいわゆる「幸せの形」というのが崩壊してしまい、自分なりの幸せを自分で設定する世の中になってきていると感じます。

今まで正社員として働くのが理想みたいなところがあったけれど、フリーターでもなんでも、それで生きていけていけているなら幸せじゃん、みたいな感覚。

「自分の影響力を高めて「国」を作るか、国を作ったヤツに従うかのどちらか」という書かれ方がされていましたが、両方持っておくのが大事かなと思いました。

自分でも小さい国を作りながら、他の人の国でも生きる。

どっちがダメになってもどっちかが生きていればなんとか生き延びられる状態がいいのかもしれないです。

これから世の中がどうなっていくのか楽しみですね。

 

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