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リカ 小説 感想

書評

 

 

会えないからこそお互いのことをもっと知りたい、自分のことをもっと知ってほしいという欲望は募り、その想いは必要以上に過激な言葉になっていく

 

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リカ あらすじ

妻子を愛する42歳の平凡な会社員、本間は、出来心で始めた「出会い系」で「リカ」と名乗る女性と知り合う。

しかし彼女は、恐るべき“怪物”だった。

長い黒髪を振り乱し、常軌を逸した手段でストーキングをするリカ。

その狂気に追いつめられた本間は、意を決し怪物と対決する。単行本未発表の衝撃のエピローグがついた完全版。

出会い系サイトのお話からのホラー作品

「どうも!はじめまして!/

メッセージ、読みました!僕は本田たかお、35歳のサラリーマンです/」

この作品は最初に出会い系サイトにハマるサラリーマンのお話から始まります。

どうやって女の人とメッセージを長く続け、会うところまで持っていくのかが書かれていたので、その時代にはすごく新しい感覚なんだろうなと読んでいました。

しかし、とあるページから一気に状況が変わります。

1人の女性との出会い

タイトルにもある通り、この作品のメインの登場人物は「リカ」。

この「リカ」という女性と関わることで、物語の展開は加速して行きます。

あまり多くはここで語れませんが、「リカ」は普通の女性ではないので、覚悟してこの作品を読んでください。

そして、『リカ』を読んだ後にさらに怖い思いをしたので、共有させてください。

「リカ」はあなたの中に存在する

こんなツイートをしました。

Twitterの中でも平和な読書界隈。そんなフォロワーさまたちが、一気に恐怖のリプを送り出します。

 


リカ1号。通知見た時死ぬかと思いました。

 


リカ2号。絵文字がないところが恐怖をさらに煽ってきました。

 

リカ3号。このリカには指輪あげて愛してるって言ったことになってる。

 

このような形でブログに載せましたが、普段はめちゃくちゃいい人たちです。

 

リカ 感想


実はこの作品、文庫化にあたり加筆されているでそうです。

特にエピローグの部分はなかった部分なので、終わり方がちょっと違うとか。

エピローグがない終わり方が個人的系には好きですが、エピローグがある文庫は別の続きが想像ができます。

 


ネットの怖さを改めて知りましたね。

作中にもこのような表現があります。

 

インターネットっていうのはな、有史以来人間が初めて持つ、個人から全世界へ向かってのメディアなんだ。
本来メディアというのは公共性と責任がなければ存在してはならないものだよな。
その部分がまったく欠如しているメディア、それがインターネットだ。


この作品、ホラーだけど、この部分についてはすごく参考になったというか勉強になったというか。

ほんと今の日本のメディアは…

 

実はこの作品、シリーズものなのです!
ぼくも徐々に読んでいこうと思います。

まとめ

この作品は400ページほどありますが、一気読みできるくらい展開が早く面白いです!

ホラーものを欲している人、おすすめです。

ご感想や質問はこみーのTwitterのDMか質問箱にいただけると幸いです。

最後まで読んでいただきありがとうございました!

ではまた!

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