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書評:『さいえんす?』理系出身のミステリ作家東野圭吾が書くエッセイ集

エッセイ

 

 

書物を発行するということは、同時代に生きる人々の声を代弁するということである。

 

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さいえんす? あらすじ

「科学技術はミステリを変えたか?」「男と女の”パーソナルゾーン”の違い」「数学を勉強する理由」……元エンジニアの理系作家が語る科学に関するあれこれ。人気作家のエッセイ集が文庫オリジナルで登場!

角川HPより引用

さいえんす? ミステリで有名な東野圭吾さんのエッセイ集

『さいえんす?』は東野圭吾さんのエッセイ集です。

東野圭吾さんといえば、ガリレオシリーズやマスカレードシリーズなど、ミステリ作品を多く手がけているイメージがあると思います。

そんな東野圭吾さんが書いているエッセイが何冊かあって、そのうちの一冊が『さいえんす?』です。

東野さんは理系出身の作家さんなので、作品の中でも科学的なトリックがあるんですよね。

ぼくも大学は理系の学部にいたので、理系がらみのトリックが出てくるとテンションが上がってました。

『さいえんす?』では作品の中のキャラクターではなく、東野さんの感覚や思考が理系っぽいと感じることができる作品です。

出版社は角川文庫

KADOKAWAオフィシャルサイト
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株式会社角川書店は1954年に設立。

HPの社史を見ると、とても複雑だったので、今回は割愛しますね。

ただ見てみると、角川書店はこんなにいろんな事業をしているんだなと、新しい気づきがありました。

「角川文庫」創刊(B6版)第1回配本はドストエフスキーの「罪と罰」だったそうです。

HPを見るだけもおもしろいので、興味がある方はこちらからご覧ください。

著者の東野圭吾ってこんな人 国内累計発行部数が1億部

東野圭吾さん、書籍の国内発行部数が1億突破 著作100冊目を発表 | 毎日新聞
「ガリレオ」シリーズなどで知られる人気作家の東野圭吾さん(65)の書籍の国内累計発行部数が3日までに1億部を超えた。  講談社などによると、これは電子を含まない紙の書籍のみの部数で、1冊平均で100万部が発行されている計算になるという。海外...

東野圭吾さんといえばミステリー小説で有名な作家さんですよね。

2023年4月には国内累計発行部数が1億部を突破したことが発表されました。

また、ガリレオシリーズでは福山雅治さん、マスカレードシリーズでは木村拓哉さんが主演の映画が放映されており、原作を読んでいなくても、作品を知っている人も多いのではないでしょうか。

ブックオフなどでも東野圭吾コーナーができていたりするので、ミステリー小説を読まない人でも知っている作家さんかもしれませんね。

東野圭吾さんは理系の大学を卒業し、電気系の会社に勤めながら作家としても活動していました。

そのためトリックなどに科学技術の用いられ、その描写がとても細かく表現されています。

東野圭吾さんについて、興味のある人はこちらから見てみてください。

さいえんす? こんな人におすすめ

理系の人のエッセイが読みたい人はおすすめです。

エッセイを書く人って女性だったり芸能人が多いので、あまり理系の男性が書いているエッセイってないですよね。

新鮮な気持ちで読むことができます。

東野圭吾さんの小説以外の作品を読みたい人もおすすめです。

それだけでちょっと珍しい感じがしますよね。

『さいえんす?』が発行されたのは2005年です。

当時、今のように携帯電話がここまで普及しておらず、snsもほとんどありませんでした。

そのときのインターネットについてのことや、東野さんが感じていることが書かれているので、今では味わえないことを体験することができます。

さいえんす? 心に残った名言たち

大事なことは、生身の女性と接しなければ、こういう学習はできないという点だ。携帯電話やパソコンを通じての交際では、パーソナルゾーンという概念自体が存在しない。

かなり省略していますが、いくら科学技術が発達しても、パーソナルゾーンという概念は生身でしか体験できないですよね。

生身の人間と関われば傷つくこともある。それを避けたいというニーズは常にある。それに応えた商品は、たしかに売れるだろう。しかし、相手のことを気遣わなくてもいいというのでは、もはやその行為はコミニュケーションと呼べないのではないか。そんなことをいくら繰り返しても、人との関わり方をトレーニングすることにならないと思う。

本質すぎる。ぶつかることも大事ですよね。

科学という枠にとらわれず、まず自由に発想してみること ー 理系出身の作家が、心がけなければならないことだと思う。先入観を捨てよ、既存の技術に縛られるな、常識を疑え ー 何のことはない。これらは私がエンジニアだった頃からいわれてきたことだ。

何か物事に集中してしまったり、慣れてしまったりすると思考や価値観が偏ってしまうことってありますよね。理系出身の人からすると、そんな非現実的なこと…って思ってしまうかもしれませんが、物語を作る上ではそういう発想も大事だったりするんだろうなと思いました。

さいえんす? Twitterでの感想

いろんな事柄を東野圭吾さんの言葉で書かれているので楽しいですよね。

その古さが、そんな時もあったなぁと思えるのでいいですよね。

単に毒を吐いているだけには感じないってさすがですよね。ただ文句とか不平不満とかを書くのは誰にでもできるけど、それを論理的に説明できるのがすごいです。

まとめ

完全なfictionではないし、がっつりとしてビジネスでもない、日常生活の切り取りのような文章って、たまに読むと癒されるんですよね。

エッセイって「どんな内容のエッセイか」ではなく、「誰が書いたエッセイか」で選ばれると思います。

好きな芸能人がいたとしても、その人がエッセイを書いている確率もそこまで高くない。

今はSNSで個人のことについての発信を気軽に読めるようになりましたが、エッセイを書いてるって人はあまりいないですよね。

誰かのエッセイを読めるってことはとても貴重なことなんだなと思いました。

これからも定期的にエッセイを読んでいこうと思います。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

 

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