前回は病院でのトラブルについてお話ししましたが、今回はなぜ僕が現在精神科に通院していないかをお話したいと思います。
前回のトラブルについてはこちらから
https://komiyamablog.com/adhd_clinic
大きな理由は2つあります。
1つは同じような障害を持っている人との出会い。
もう1つはtwitterで出会った方からの言葉です。
順にお話していきます。
同じような障害を持った人との出会い
前回お話した病院でトラブルがあったあと、偶然ある人と話をする機会がありました。
ぼくが地域の活動をしているときに出会った女性(以下Aさんと呼びます)です。
ぼくより5歳くらい年上でたまたまぼくと同じ高校に通ってました。
ただ、Aさんはその高校を中退しています。
高校生の時に心と体を壊してしまい、学校に行くのが大変だったそうです。
そんなAさんと一緒に地域の活動をする機会があり、ぼくのことをたくさん聞いてくださいました。
Aさんはたくさん話を聞いてくれるけど、答えるのが難しい質問が飛んできます。
「こみーさんはなんのために今の活動してるの?」
「こみーさんは10年後どうなってたいの?」
「こみーさんが生きていく上で大事な柱みたいなものは何?」
答えるものの、中身がないなって自分でも思うようなことばかり。
その時間でぼくのメンタルはなかなかやられていました(笑)
そしたらAさんの口から衝撃の言葉が。
「実は私障害者手帳持ってるの」
そう言われて、この人ならぼくの悩みもわかってくれるかもしれないと思いぼくも思い切って打ち明けました。
「実はぼくも先日精神科でADHDと診断されました」
そこからは
~お互い自分の症状について告白タイム~
一通りぼくの話を聞いてくれたAさんは
「こみーさん、辛かったね、今すごく頑張ってるよね」
って言ってくださいました。
質問に答えられなかった悔しさと、認めてくれる人がいたという安心感で、ぼくは泣いてしまいました。
朝9時のファミレスです。
男女が話していて男側が泣いてるってやばいですよね(笑)
Aさんとの会話で今も生きていることは2つあります。
障害のせいにするのは良くないって言ったけどそれは障害のせいだよ
ぼくが
「障害のせいにするのは良くないかもしれませんが…」
と言った時にAさんから
「今の発言は同じ障害者として許せない。
私たちが困ってるのは障害のせいだよ?
こみーさんはまだそこを受けいられてないんじゃないかな?」
こう言われました。
その通りだなと思い、返す言葉が見つかりませんでした。
毎日日記をつける事
そんなにたくさん書かなくていいから、その日の自分の体調とか気分とかを簡単に書くという日記。
Aさんはその日記を10年近く続けていました。
「この時こんなこと考えたんだって自分の成長が目に見えるよ」
そんな言葉をいただいてから、ぼくも毎日日記を続けています!(たまに何日か遡って書きますが笑)
Aさんとの出会いは大きかったです。
らんさん(@0_phalaenopsis )からの言葉
ぼくはAさんに病院での話をして、Aさんがずっと通っている病院の先生からオススメの先生がいる病院(これからC病院と呼びます)を紹介してもらいました。
ぼくの病院の話はこちらから
C病院に行くために、以前から通っているA病院に行き、C病院への紹介状を書いてもらいました。
精神科に通うようになった理由、症状、困っていること、薬の副作用の状況などできるだけぼくのことをわかってもらおうとA4の紙に書きました。
C病院での診察の結果は
「卒論が困難だっただけで、今活動できているから、ADHDの傾向があるということを理解しながら今後も活動してください。特に通院や処方はいらないでしょう。」
ぼくはこの先生はわかってくれないんだと思いました。
卒論を書くのどれだけ苦しんだと思ってるんだ!
障害を少しずつ受けいられるようになって、今生活ができるまでどれだけ苦しんだと思ってるんだ!
そんなこと思いながら、もうこの病院はやめようと病院を後にし、Twitterで荒れました。(今見るとすごく恥ずかしし、なんて自己中なんだ…)
そこに反応しくれた方がいました。らんさん(@0_phalaenopsis )です。
らんさんはぼくにこのように言葉をかけてくださいました。
とりあえずお疲れ様です。
診断されたあと、どうしたいのでしょう?服薬したら全てオールオッケー、ではないですし、
診断されてもされなくても、軽度でもなくても、多分頑張らなきゃいけないタイミングは来ると思うんですよね
何をしたいかによって必要なことは変わってくるのではないかな、と。— らん (@0_phalaenopsis) 2019年5月7日
このように言ってくださいました。
確かにくよくよしてても意味がないなと、ぼくの中で何かが吹っ切れました。
病院のことも薬のことも、別になくたって生きていけるなって思ったんです。
その日から薬は飲んでいません。
もしかしたら薬があった方が効率がいいのかもしれないけど、そのことを色々考えるエネルギーがもったいない、そんな風に思いました。
あくまでぼくがらんさんからの言葉をいただいたいて病院や薬は必要ないと考えただけで、悩んでる人が病院に行く必要はない、ということではないですし、ちゃんと専門家に相談すべきだと思います。そこはらんさんともお話ししました。(^^)
まとめ
長くなりましたが、この2つのことがきっかけで、ぼくは現在精神科に通っていません。
あの時のぼくは
「なんでわかってくれないんだろう」
「ぼくばっかりどうして…」
自分では感じていなかったかもしれませんが、そう思っていたんだと思います。
今でもスイッチが入らなくて1日寝込んでしまう日や、なかなかうまくいかない日もあります。
それでも、自分のことを受け入れて前に向かって進んでいくことが大事だと気づけました。
気持ちがすごく軽くなって、今は毎日が楽しいです。(悩むことはたくさんあるけど)
また、ぼくがADHDについて参考にした本が1冊だけあるので紹介します。(^^)
最後まで読んでいただいてありがとうございました!
次回は少しぼくの趣味についてお話ししようと思います!
ではまた!
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