赤と青とエスキース 一つの絵画がつなぐストーリー

書評

 

 

もう来ない赤い生理。
もう青くならない髭の剃り跡。
私たちはこんなふうに、色を失っていくんだろうか。

 

 

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赤と青とエスキース あらすじ

2021年本屋大賞2位『お探し物は図書室まで』の著者、新境地にして勝負作! メルボルンの若手画家が描いた1枚の「絵画(エスキース)」。日本へ渡って30数年、その絵画は「ふたり」の間に奇跡を紡いでいく――。2度読み必至! 仕掛けに満ちた傑作連作短篇。

赤と青とエスキース 2022年本屋大賞ノミネート作品

『赤と青とエスキース』は青山美智子さんの作品で、2022年本屋大賞ノミネートされています。

『お探し物は図書館まで』は去年2021年の本屋大賞にノミネートされました。

『木曜日にはココアを』、『月曜日の抹茶カフェ』などが有名な作品で、青山美智子さんの名前を聞いたことがある人もいるのではないでしょうか?

『赤と青とエスキース』は1枚の絵画が人と人をつなぐ物語です。

今年の本屋大賞にノミネートされている作品をいくつか読んでいるのですが、多様性、戦争、就活など、少し暗めというか重たい話が多いイメージ。

その中でも『赤と青とエスキース』は重くなくて素敵な作品の印象を受けました。

赤と青とエスキース こんな人におすすめ

絵画がテーマのため、美術関係に携わっている人はこの作品にとても共感できると思います。

登場人物には漫画家や絵画の額縁職人などのクリエイターが出てくるので、同じようなクリエイターは話が入ってきやすいので読みやすいのではないでしょうか。

不幸になる人が出てこない作品なので、素敵ないい話を読みたいと思っている人にはおすすめの作品です。

特にメインの話の主人公は恋愛や仕事に悩む女性なので、共感しやすいのかなと思います。

心に刺さった言葉たち

なんだってそうだ。スタートさせるのは思いのほか容易なことで、おしまいはいつも、あっけない。難しいのは、続けること。どこが最終地点なのかわからないまま、変わりながら、だけど変わらないで、ただ続けること。

 

一章の最初の言葉。冒頭から刺さってしまって、あ、素敵な物語なんだろうなと思いました。続けることって本当に難しいですよね。このブログも、なんで書いてるのって言われても、自分で決めたから以外の答えがないんですよね。最終地点なんかわからないです。

 

よく恋に落ちるって言い方するけど、私はあれ、来るんだと思う。勝手に来る。うわーっ、きた!ってこともあるし、気がついたらいたのねってこともある。来るのは彼じゃないんだよ、恋なの。不可抗力に、彼じゃなくて恋に振り回されるのよ。

 

気がついたらいたのねって感覚がおもしろいなって思っちゃいました。やあ、恋。そこにいたのね、的な。英語でも恋に落ちるって「fall in love」で恋に落ちるなんですよね。英語が由来なんですかね?

 

一階とか二階のあたりって、実は最上階よりも幸せだったりするのかも。すっごい幸せより、ちょっぴり幸せくらいが、もしかしたらいいのかも。

 

ちょっぴり幸せ、少しわかります。豪華なレストランのご飯より、コンビニのいつもは買えないちょっと高いスイーツを食べる方が幸せを感じたりするの、ぼくだけですかね(笑)

赤と青とエスキース 感想

 

 

「生き延びなさい。それだけでいい」
つらいとき、逃げ出したいとき、欲しいときにこの言葉を言われると、すごく刺さりますよね。
心が豊かになる物語でした。

 

 

大切な人をもっと大切にしたくなる作品。これからもこんな作品にたくさん触れていきたいなと思いました。

 

 

 

本屋大賞上位になる気がしますね。今回ノミネートされている作品は重めの作品が多いので、『赤と青とエスキース』のような心温まる作品が好きな人は、この作品に投票するのかなと思います。結果が楽しみですね。

 

まとめ

『赤と青とエスキース』は、TLにたくさん流れてきた作品で、ずっと読みたいと思っていました。

「自分とは関係なくても、安心を見て安心をもらうということもあるのだ」

美術系は興味がある分野だし、とても心が温まる作品だったし、最高の作品でしたね。

また、青山美智子さんの作品も初めて挑戦し、他の作品も読んでみたくなりました。

本屋大賞ノミネート作品も読んで、感想をまとめていこうと思います。

ご感想や質問はこみーのTwitterのDMか質問箱にいただけると幸いです。

最後まで読んでいただきありがとうございました!

ではまた!

 

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