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屍人荘の殺人 怖いのはゾンビなのか人間なのか

書評

 

 

彼は、私のワトソンだ

 

 

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屍人荘の殺人 あらすじ

神紅大学ミステリ愛好会の葉村譲と明智恭介は、曰くつきの映研の夏合宿に参加するため、同じ大学の探偵少女、剣崎比留子とペンション紫湛荘を訪れる。しかし想像だにしなかった事態に見舞われ、一同は籠城を余儀なくされた。緊張と混乱の夜が明け、部員の一人が密室で惨殺死体となって発見される。それは連続殺人の幕開けだった!奇想と謎解きの驚異の融合。衝撃のデビュー作!

屍人荘の殺人 「第18回本格ミステリ大賞」受賞

屍人荘の殺人は数多くの賞を受賞しています。

「このミステリーがすごい!2018年度版」第1位

「週刊文春ミステリーベスト10」第1位

「2018 本格ミステリ・ベスト10」第1位

「第18回本格ミステリ大賞」受賞

2019年の12月には映画化もされました。

ホラー寄りのミステリー小説だとぼくは思っています。

ゾンビに襲われる状況下での殺人事件

この作品は、ゾンビに襲われるかもしれないという状況下で、殺人事件が繰り広げられるという、お話です。

ゾンビに襲われる話や、殺人事件の話ではなく、両方が同時に起こる物語で、展開がとても早い物語となっています。

真夏のペンションで映画研究会やミステリ好きの大学生たちが集うという設定は、ミステリの定番ですよね。

夏に読むのにピッタリな作品です。

ゾンビとは

突然ですが、みなさんが思うゾンビってなんですか?

ぼくは『ONE PIECE』のスリラーバークに出てくるゾンビが一番最初に思い浮かびます。

なぜこんなことを尋ねるのかというと、作中である問いがあったからです。

ゾンビは単なる恐怖やグロさだけでなく、逆に人の罪深さ、貧富による格差や弱者と強者の存在、友情や家族愛、仲間が一瞬にして敵に回るという悲劇性など様々な要素を表現しうる存在となった。
人々はゾンビに自分のエゴや心象を投影するんだよ。

すごく納得できました。

確かにゾンビが出てくる作品はたくさんあり、メッセージがありますよね。

 

割と今の社会ってゾンビがいる状況と同じなんじゃないかなと思ったりもします。

身の回りの人と議論しがいのあるテーマかなと思いました。

屍人荘の殺人 感想

 

 

誰が、なんのために、本当に最後までわかりませんでした。
ミステリー好きならぜひ読んでほしい作品ですね。

 


ちょっとラノベ感がありますね。展開がとても早いので飽きることなく読める作品です。

 

 

このツイートが好きすぎます。この作品を読んだ人なら伝わるツイート。こんな文章を書けるようになりたいです。

 

まとめ

この作品はシリーズ化されていて、現在は3作目まで発売されています。

また表紙は相沢沙呼さんの『medium』や綾辻行人さんの『Another』も手がけている、遠田志帆さんのイラストです。

すごくかっこいい表紙で、シリーズ全部をハードカバーで購入しようか悩んでいます。

お財布と本棚と相談ですね。(笑)

引き続き続編も読んでいこうと思います!

ご感想や質問はこみーのTwitterのDMか質問箱にいただけると幸いです。

最後まで読んでいただきありがとうございました!

ではまた!

 

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