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必要なのは才能じゃない。「始める勇気」だ

まちづくり

地方はどんどん衰退している。

しかしながら
・生活における固定費が安い
・不便ゆえにやるべきことに集中できる
・昔の人たちが作り上げてきた文化に魅力を感じる
こんな理由から田舎で生業を見つける人たちも増えています。

今回は地方で事業を作ることについて書かれている「地元がヤバイと思ったら読む凡人のための地域再生入門」の紹介をします。




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まちづくりの本だけど小説

まちづくりの本と聞くと、難しい用語が出てきて大きな額のお金や政治が絡んできて複雑!と思う人もいるのではないでしょうか。

この本は小説で、30代前半のサラリーマンの主人公が一人の幼なじみと久しぶりに出会い、商売をやっていた実家に戻って実家再生計画を始める物語です。

うまくいかないことや頑張っている主人公に感情移入してしまい、小説としてまちづくりについて学べる一冊となっています。

物語の途中には用語の解説や日本経済の仕組み、まちづくりには欠かせない行政の組織構造などについての解説も含まれているので、話がわからなくなることがありません。

硬い話が苦手な人もこの本は読みやすいので、ぜひ読んでみてください!

補助金は麻薬

まちづくりに対して予算を持っているのが行政です。

事業者は何か事業を始めようとした時に初期投資が必要になり、市役所は予算を取ったり事例を作れるという点で、補助金をもらうことがお互いhappyに見えます。

しかし、蓋を開けてみると
・細かな報告書の作成が必要
・予算で動いているから使い切ることが前提
・市長が変わると政策も変わり事業にも影響が出る
・一度事業が承認されるとその後変更することが困難
・将来利益を得られる回収可能な「投資」と考えられていない
など補助金をもらったがゆえに動きにくいことが多いです。

補助金が出なくなった途端そこで終わってしまう事業もなかにはあるんだとか。

補助金ありきの事業ではなく、いかに自分たちで回すことができる事業を作れるかが大事なんだとこの本から学べました。

第5章にお金について話があるので、お金については第5章を参考にしてください。

何をやるかより誰とやるか

「何をやるかより誰とやるか」という言葉がこの本の中に出てきます。

最初に何か始めようとする時に親切心で反対する人はすごく多いです。

そんな時に大事になってくるのが仲間の存在

自分が不安に陥ってる時は仲間がいてくれるだけで救われたり、逆に相手にとっても自分がいるだけで力になれていることがあったります。

ぼくが地域で活動を始めてから感じるようになったのは、常に明るく想いで行動してる人の周りには同じような熱い人や面白い人が集まっているということ。

その人と話すだけで元気が元気が出るんです。

そういう人と何かするのは楽しいし、自分もそういう人になりたいなと思いました。



必要なのは才能じゃない。「始める勇気」だ

この本の1番のメッセージは「とにかく行動すること」だとぼくは感じました。

何か自分で事業を作ることってわからないことが多く、始めることのハードルがすごく高いと思います。

誰も何も教えてくれない、正解があるわけじゃない、最初はどうやっていくのかイメージすら湧かないんじゃないでしょうか。

自分で調べたり、詳しい人にアドバイスを聞きに行ったり、時にはトライアルのように試してみてそこからどうして行った方がいいのか学んだり、挑戦の連続です。

「失敗したくない」、「かっこ悪い姿を見せたくない」と思いますが、泥臭く自分の想いをちゃんと伝えることができていると、絶対に応援してくれる人がいます。

まずは行動すること。

ありきたりな言葉かもしれませんが、核心をついてる言葉だと思いました。

最後に

ちょっとネタバレになってしまうかもしれないので、ネタバレが嫌だという方はここで読むのをやめてください。

 

実はこの話、終わりがないんです。

理由は地域での挑戦にゴールがないから。

「この本の続きはあなたの地域で起こす物語でもあると思うのです。」

この言葉でこの本は締め括られています。

これからやるぞ!とワクワクするような終わり方ですよね。

ぼくもこれからいろんな挑戦をしていこうと思います!

最後まで読んでいただきありがとうございました!

ではまた!



まちづくり
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