まちづくりの勉強会って聞くと、おじいちゃんたちが集まり腕を組んで
「若者のがいなくなる」
「衰退していく」
「どうしたらいいんだろう」
何も進まない議論がなされているとイメージするのではないでしょうか。
市役所が開く勉強会って
面白い、勉強になるって
感じがどうしてもしないですよね。
今回参加した市原市の五井を考える勉強会では
小川さんという方が企画から入り、今までとは違ったまちづくりの会を作ってくださいました。
今までの市役所やコンサルの方が入った勉強会と比較しながら紹介しようと思います。
来てくれたことに関して本気で感謝を述べていた
市役所の人が挨拶をしてないとは思いませんが、どうしても市役所の人の挨拶って読んでいるように聞こえてしまいます。
「大切な人と過ごせたかもしれない2時間を、この会に使ってくださりありがとうございます。」
「ぼくは本気で五井のこれからについて考えたい。」
最初にこのようにお伝えしてくださいました。
まちづくりってどうしてもおじいちゃんたちや議員さんのやることってイメージがあると思います。
時間の貴重さについてお話ししてもらえると嬉しいなと改めて感じることができました。
評価モードの禁止
まちづくりの勉強会は地域で権力を持った人が集まることが多いです。
そんなところに若い人や知らない人が入ると
「こいつは何を言うやつなんだ?」
と評価し出してしまいます。
今回はそういうのはなしで、ちゃんと相手のことを認めてあげようと伝えてくださいました。
最初の挨拶とこの言葉だけで大きく変わったと思います。
お金を循環させる仕組み
小川さんは都市経営という観点からお話ししてくださいました。
特に印象に残ったのが補助金のお話。
補助金を使うことに関して大事なことは
・その地域で循環すること
・行政側に投資感覚があること
・補助金がなくなっても自走できること
このことを考えられていないとただお金が流れていってしまいます。
補助金は自分で考えることをしなくなる
最初の挨拶で今までした来てことの事例紹介などを話してくれました。
そこで最も印象に残ったのが、補助金は使わない方がいいという話です。
補助金が出ることと自分がやりたいことがリンクすると、行動力のある人は自分のやりたいことを始めます。
補助金を引っ張ってくることは頑張るのに、補助金を使わずにお金を引っ張ってくることを考えないんですよね。
補助金がなくなった瞬間に終わる活動には意味がないとおっしゃっていました。
アメを与えすぎるのはよくない!
東京の会社に外注しない
お金が流れていってしまうという点で、市が都内の会社に外注してしまうということが挙げられます。
都内の会社に外注してしまうと、お金は循環しません。
まちづくりの会社を決める方法は、市の公募に対して民間が応募し、それを入札で決めていました。
もちろん都内の大きな会社はかっこいいのでそちらの方に流れがちです。
これからはそうじゃない方法が必要なんだと感じました。
参加者のことが考えられている進行
今回の小川さんが入った会とそうではない会の大きな違いは、相手のことを考えられているかどうかだと思います。
今までの会は、住民の意見を聞きたいという市役所の人のやりたいことを優先していました。
人の話を聞く時間もだらだらしているのでどうしても暇になってしまいます。
しかし、今回は参加者の人にどう感じて欲しいのかということが考えられていたので、飽きてしまったり暇になったりすることがありません。(むしろどんな質問をしようか頭はフル回転です。)
Twitterもブログも相手のことを考えなきゃいけないのは同じですね!
小川さんが話している時間はとても有意義な時間でした。
必要なのは当事者意識
今までの会と今回の小川さんの話の大きな違いは、小川さんが五井でお店をやっている当事者ということだと思います。
まちが衰退すると自分の商売も衰退してしまう。
衰退してしまうことは当事者にとっては大問題です。
一方、東京のコンサルの人はぶっちゃけその地域がどうなろうが直接は困りません。
自分の地域のことは自分たちで考えていかなければいけないんだと思いました。
その地域に住んでいるぼくらが、ちゃんと勉強してスキルを身に着ける必要があるんだと思います。
今のぼくに必要なのは発信のスキルの向上。
これからも価値のある情報を届けられるように頑張ろうと思います!
最後まで読んでいただきありがとうございました!
ではまた!
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