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珈琲店タレーランの事件簿 また会えたなら、あなたの淹れた珈琲を

書評

 

 

ブラックしかなかった僕の人生に、ミルクや砂糖や何種類ものフレーバーを加えてくれたことは、今でも心から感謝している。

 

 

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珈琲店タレーランの事件簿 あらすじ

京都の小路の一角に、ひっそりと店を構える珈琲店「タレーラン」。恋人と喧嘩した主人公は、偶然に導かれて入ったこの店で、運命の出会いを果たす。長年追い求めた理想の珈琲と、魅力t系な女性バリスタ・切間美星だ。美星の聡明な頭脳は、店に持ち込まれる日常の謎を、鮮やかに解き明かしてくいく。だが、美星には、秘められた過去がありー。軽妙な会話とキャラが炸裂する鮮烈なデビュー作。

コーヒーに詳しくなれるミステリー

『珈琲店タレーランの事件簿』は珈琲店が舞台となります。

主人公はタレーランのバリスタである美星と仲良くなっていくのですが、物語の間に珈琲の雑学が入ってくるので、珈琲に詳しくない方も勉強になりそうなシーンがあり、ぼくも思わず調べてしまいました。

恋人との関係性や人間関係に関するミステリーなので、比較読みやすい作品となっています。

ミステリーと聞くと殺事件を想像する人が多いと思いますが、『珈琲店タレーランの事件簿』誰も死ぬことがないので、ミステリー初心者におすすめかもしれません。

恋人の定義

恋人なんて、しょせんは互いの認識以外によりどころのない、きわめて心もとない関係でしかない。そうであるか否かの線引きさえ十人十色、定義はできない。

こんなふうに表現されているシーンがあります。

ふと、恋人とはなんだろうと考えてみました。

ちなみに恋人を辞書で引いてみると以下の文章が。

恋しく思う相手。普通、相思相愛の間柄にいう。(デジタル大辞泉)

相思相愛の間柄に使う言葉らしいですね。

確かに自分だけが好きって思っている人に対しては恋人とは言わないんです。

ぼくが考える恋人の定義は、「自分の人生を一緒に歩んでくれる人」ですかね。

男性や女性での恋人に対する見解が違ったり、恋人ってこういうことするよねっていう意見もあったりするので、身近な人と話し合ってみるのも面白いかもしれません。

ぼくとしては、その2人が楽しければなんでもいいんじゃない?って思っちゃうので、特に定義はしないかもです(笑)

珈琲店タレーランの事件簿 感想


『珈琲店タレーランの事件簿』はシリーズ化されていて、現在6巻まで発売されています。ぼくはまだ1しか読んでいないので機会があったら次のお話も読んでいこうと思います。表紙の美星が可愛くて表紙買いしたくなる人の気持ちがわかります。(笑)

 

『珈琲店タレーランの事件簿』はコーヒー好きにはたまらない作品です。ほんとうに重苦しくないミステリーなので読みやすい物語となってます。

 


京都の地名や地形が話に関わっているので、確かに京都に詳しい人のほうが楽しめる作品かもしれませんね。

 

まとめ

『珈琲店タレーランの事件簿』では恋人の話も多いですが、人間関係の話題も出てきます。

「心の扉」という表現が使われているのですが、ぼくはけっこう好きです。

心の扉を叩いてくれる人の存在について、シリーズが進むともっと詳しく描かれるんですかね。

心理描写が綺麗な作品でしたので、ぜひ優しいミステリーを求めている人は読んでみてください。

ご感想や質問はこみーのTwitterのDMか質問箱にいただけると幸いです。

最後まで読んでいただきありがとうございました!

ではまた!

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