人からおすすめしてもらった本を読むことは自分好みの偏りがなくて良い。
わたしの美しい庭 凪良ゆう
どんなに素晴らしい主義主張も人の心を縛る権利はない
40代未婚の女性、ゲイの男性、鬱で無職の男性、元妻の子ども引き取った男性。
さまざまな生きづらさを持つ人たちが、主人公が管理している「御太刀神社」(みたちじんじゃ)に縁を切ってもらうために来る物語で、登場人物の悩みに共感してしまいます。
この物語の登場人物たちの気持ちはプラスの状態になって終わりますので、複雑な状況でもハッピーエンドで終わる物語が好きな人におすすめな作品です。
https://komiyamablog.com/watashinoutukusiiniwa
いのちの車窓から 星野源
いつだって、世界を彩るのは、個人の趣味と、好きという気持ちだ。
『いのちの車窓から』は星野源さんの最新のエッセイ集です。
2022年1月には文庫化もされました。
『そして生活は続く』、『働く男』、『よみがえる変態』からずっと追いかけてきて、ようやく最新のエッセイに辿り着きました。
新垣結衣さんの話も載っていると話題になりましたが、読んでいてニコニコしちゃう物語です。
「新垣結衣という人」という話、ぜひ読んでみて欲しいです。
はじめての 島本理生/辻村深月/宮部みゆき/森絵都
恋愛は、するより見るほうがおもしろい
この作品を最初見たときすべてが豪華だなと感じました。
読まなきゃと思いました。
この作品、ぼくは森絵都さんの「『ヒカリノタネ』―はじめて告白したときに読む物語」が好きです。
すごいわかりやすい恋愛の物語。
高校生の恋愛の勢いってすごいなって思ってしまいます。
6時間後に君は死ぬ 高野和明
未来を断定する因など、誰も持ち合わせていないのだ。だからこそ人は、荒れ狂う運命を前にすると恐れおののき、希望を見失い、未来を変えようとする努力を放棄してしまうのだ。
『6時間後に君は死ぬ』はSF短編小説です。
人の未来が見えるという男性と一緒に、未来や過去を変えようとする人たちの物語。
タイトルから壮大なミステリ小説なのかなと思っていましたが、ミステリではない素敵な物語もたくさんあって、これは購入してから感激する作品だなと感じました。
どれかをつまんで楽しむんじゃなくて、この物語がセットでこの作品というのが、全ての物語を読んで伝わってきます。
リメンバー 五十嵐貴久
何も終わっていない。また始まる。そして、自分はそれにかかわらざるを得ない。
『リメンバー』はリカシリーズの時系列でいうと最も新しい物語になります。
リカの思想や症状が心理的に感染するのかどうか、大学の教授や研究グループが研究するという物語です。
専門的な知識も作中に出てくるので、リカの症状がリアルに感じられます。
ほんとうにリカが感染しちゃうんじゃないかと思いました。
AmazonAudibleで聴いた本
バビロンの大富豪
お金の仕組みがわかる本。
収入の1/10を貯蓄し、そのお金を元にさらにお金を呼んでくる仕組みを作ることで豊かになるといった内容でした。
まだ一周しかしていないので、何回もインプットしようと思います。
人は、なぜ他人を許せないのか
テレビなどにもよく出演している中野信子さんの作品。
脳科学の観点から、他人を許せないメカニズムを知ることができました。
日本という島国ならではの考え方や、正義中毒という状態に陥っている状態がとてもわかりやすかったです。
まとめ
ついにリカシリーズに手を出しました。(有言実行)
3月は本屋大賞が大きかったので、去年やもっと前から積んであった本を読んでいこうと決めていましたが、ちゃんと積んであった本に手が出せてよかったです。
『6時間後に君は死ぬ』はフォロワーさんのすーさんにプレゼントしてもらった作品です。
人から勧められた本って、たまに入ってこない作品ってありません?
もし入ってこない作品だったらどうしようって思いながら読んでみたのですが、とても面白い作品でした。
定期的にこうやって人のおすすめの本を読んでいきたいなと思います。
ご感想や質問はこみーのTwitterのDMか質問箱にいただけると幸いです。
最後まで読んでいただきありがとうございました!
ではまた!
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